SEXの本質

(日本では?)セックスというと「愛が必要」というのと「風俗」が連想されますが、両極端だと思います。愛あるセックスはとても素晴らしいですが、本当に愛を感じる人でないとできないとしたら、確実にある性欲を満足させることは、かなり難しくなると思います。

真実の愛など一生の間にも、そうあるものではないと思います。嫌いな人とセックスしたい人はいないでしょうが、好感を持てる程度の人や、性的魅力を感じる人とセックスしたいというのは、自然な気持ちではないでしょうか?そこに愛を持ち出すのは、妊娠を考えてのことかも知れません。愛情を感じない相手の子供など育てたくないから。

たぶん、欧米人の方が相対的に性に積極的で特別視してない背景にあるのは、正しい性知識と避妊の教育がされているからではないでしょうか?妊娠と病気に対する防御ができれば、セックスを必ず愛とセットにするような特別視する必然性の一つはなくなると思います。家を継ぐとか言うレベルでの家族制度の問題も関連しているのかも知れませんが。

セックスがごく日常的で普通の話題とはいえないので、健康問題とセックスの関連について(仕事上で)触れることはほとんど無いですが、性がからむ体調不良や精神的な問題は少なくないと思います。

セックスを単なる性欲処理や真逆の愛情の問題とだけ捉えるのではなく、心身を健康に保ち、人間関係を良好に保つための必要要素と考える視点が必要だと思います。それがひいては社会関係にも良い影響を及ぼし、もっとおおらかな社会ができる気がします。

恋愛、結婚とセックス(性生活)をセットで考えている人は少なくないでしょう。それ以外のセックス(性行為)は、不適切なこと(不倫)、不真面目なこと(遊び)という認識です。

でも、セックスしたからといって、自分の全人格を相手に委ねたわけでも、全人格的に相手と関わったからセックスするわけでもありません。セックスは生殖行為であると同時に、体の快感、性欲を満たす行為、相手(通常は異性)との肉体的なコミュニケーション、癒しあいでもあります。

もっとセックスと人格、愛情を区別して分けて考えたほうが、逆にセックス、性的な行為を楽しむことができるような気がします。

セックスの意味(継続的に女性を愛するために)

セックスは子供を作るため(だけ)にすべきと考えている人も一部にいますがが、子作りだけのセックスなら動物と同じです。人と触れあい、抱き合い、快感を与え合う行為としてのセックスで、人は心身ともに癒されるのです。深い快感を伴ったセックスは脳を活性化します。

体だけじゃなく、心も抱きしめる

股を開かせることがセックスのゴールではありません。相手の心を開かせることが大切です。セックスは強引にするものではありません。いい体の関係を持ちたければ、相手を尊重し心のコアに入り込むように会話することが大切です。

つながり合う場所は性器だけではありません。まず心のつながりを築き、体でもつながりを持ちましょう。全身で。

労わる心が快感を強く深く持続させる

人のセックスは生殖器でするものではありません。性器は道具に過ぎません。本質は脳であり心です。相手を労わり、慈しむ心が、身体の接触、つながりを介して得られる快感を強め、深め、持続させるのです。

セックスは心と体の会話

性行為は心と身体の会話です。セックスの最中におしゃべりになる必要はありませんが、相手を思いやり、慈しみ、愛してるということを、言葉でも伝えることが大切です。

ベッド上での会話でリラックスし、相手を快楽の行為に誘うきっかけにもなります。だ卑猥な言葉で興奮する女性(男性も)はいますが、そうでない嗜好の相手に、卑猥な言葉を使うことは、逆効果です。

他人のセックスと比べることはない

セックスは二人の合意があり、反社会的で他人に迷惑を及ぼす行為でない限り、どんなプレイや嗜好でも、二人が満足できることをすべきです。

人がどんなセックスをしてるかは、興味があって当然ですが、それを基準にする必要はありません。

セックスのスタイルは、二人で話し合い、協力し合って、より気持ちよく、心身ともに満足でき、相手への理解や愛が深まる方法を探せばいいのです。

AV(ポルノ)は、本物のセックスではない

プロの女優、男優が出演するアダルトビデオでのセックスは、本当のセックスではありません。あれは、主に男性が自慰行為をするために性的刺激を得るために演技しているものです。

AV男優の通りにセックスできたとしても、たいていの女性は、快感を感じ悦び満足することはないでしょう。

どこをどうしたら感じるかは、相手(の女性)に聞きましょう。性感帯には個人差があります。どんな強さの刺激が気持ちいいかも個人差が大きいです。

良いセックスのためにはテクニックは必要ですが、書籍や教育的な目的で作られたビデオで勉強したほうがいいと思います。

男美女とのセックスがいいとは限らない

他人にちやほやされることに慣れた美人、美男より、人を気遣い喜ばせることに長けている、あまりルックスの良くないと思われる女性(男性)とのほうが、気持ちよく思いやりのある、行為の後に満足感と充足感と相手への思いやりを感じられるセックスができることが多いと思います。そういう相手とのほうが、関係も長続きすることでしょう。

マンネリ化したセックスを克復しよう

付き合いや結婚生活が長くなり、子供が生まれたりすれば、パートナーとのセックスに飽きて来きて、セックスをしなくなるカップルも少なくないようです。

でも、普段しないスタイルや場所でセックスするだけで、改めて相手を性的な存在として見直し、普段より感じるセックスができる可能性は高まります。

また、子育てに手がかからなくなったとき、子供に気兼ねせず、スキンシップをはかるようにすれば、遠ざかっていた性行為が復活することもあるでしょう。

妊娠の心配がない、少なくなった年代だからこそ、セックスをより純粋に快感のための行為、相手への思いやりと理解を深める行為として活用することができるのです。

SEXの効果

セックスで得られる10の健康効果
セックスは生殖と性欲を満足させる以外にも様々な効果があります。
肉体面の効果だけでなく、緊張緩和やストレス発散など、精神的な効果もあります。

スポーツ選手は、試合前に禁欲するのが常識のようですが、最近では、セックスするとリラックスできるので、試合前にこそセックスをしたほうがいいという意見もあるようです。

特に女性にとってセックスは、ご自身が思ってる以上に、心身、特に体の健康には必要な行為だと思います。

医学サイト「WebMD」が、アメリカの女性心理学者のジョイ・デビッドソン博士らによる科学的研究に基づいた研究結果「セックスで得られる驚くべき10の健康的効果(10 Surprising Health Benefits of Sex)を掲載したことがあります。

それによると、カロリー消費やストレス緩和だけでなく、がんや心疾患のリスクが低下する効果もあるようです。

セックスで得られる10の効果

1. ストレスの緩和
2. 免疫力の向上
3. カロリーの消費
4. 心疾患リスクの低下
5. 自尊心の充足
6. パートナーへの親密さと信頼感の上昇
7. 痛みの緩和
8. 前立腺がんリスクの低下
9. 骨盤底筋の強化
10. 安眠

ストレスの緩和については、スコットランドで行われた、女性24人、男性22人を対象とした研究などで、ストレス軽減と血圧を下げる効果が認められたそうです。

特に拡張期血圧(最低血圧)と関連が深く、他の研究でも、パートナーと抱き合うと女性の血圧が下がるという結果も出ているそうです。

免疫力の向上は、風邪などの感染症にかかりにくくなるという効果があるそうです。アメリカのウィルキス大学が、学生112人を対象に行った研究では、週に1~2回セックスする人は、週1回未満の人と比べて唾液中の抗体(IgA)が高い濃度になっていたそうです。ただし、週3回以上の人では逆にIgA濃度が低下していたそうなので、やりすぎは健康に逆効果のようです。

カロリーの消費については、30分の性行為で85キロカロリー以上を消費するそうです。アメリカの性教育治療協会のパティ・ブリトン会長は「セックスはすばらしいエクササイズ法だ」と推奨しているそうです。

心疾患リスクの低下については、914人の男性を対象としたイギリスの研究では、週2回以上セックスしている人の半数が、月1回未満の人に比べて心臓発作のリスクが下がったことが明らかになっています。

セックスは脳卒中を引き起こす危険性が指摘されていましたが、同研究では関連性が認められなかったそうです。血圧の低下作用があるためかも知れません。

自尊心の充足については、アメリカのテキサス大学の調査によると、セックスする理由のうちの1つが「自尊心を満たすため」だったそうです。

パートナーへの親密さと信頼感の上昇は、59人の女性を対象に行われたアメリカのピッツバーグ大学とノースカロライナ大学の研究から、性行為の前後にパートナーとの触れ合いがあった場合、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンの濃度が上昇したそうです。

オキシトシンは哺乳類だけが持っているホルモンで、心が癒される、幸せな気分になるという効果があり、「幸福ホルモン」として注目されています。当然ですが、セックス(愛撫、前技、挿入)を含めたスキンシップは、夫婦や恋人同士をより親密にし、関係を円満に保つ秘訣といえます。

痛みの緩和にもオキシトシンが関連しています。オキシトシンは痛みを緩和するエンドルフィンという物質を増加させるそうです。ある医学誌に掲載された研究では、オキシトシンを吸入した被験者48人のうち、半数以上に痛みの緩和が認められたそうです。

前立腺がんリスクの低下について。アメリカでは前立腺がんの死者数ががん死の2位になっています。日本でも50歳以上の男性のうち、約230人に1人が前立腺がんにかかるそうです。

オーストラリアの研究では、セックス・パートナーのいる20代の男性は、30代~50代になっても前立腺がんにかからず、週5回以上射精した男性では前立腺がんのリスクが3分の1になったそうです。また、月4~7回しか射精しない人に比べて、月21回以上の人は、中高年になったときでも、前立腺がんにかかりにくいという報告もあるそうです。

骨盤底筋の強化ついては、30代女性の約3割がせきやくしゃみをした時に尿が漏れた経験があるそうですが、原因としては、女性器から肛門にかけての股の部分の筋肉…骨盤底筋の衰えのためと言われています。セックスでもこの骨盤底筋が鍛えられるそうです。

安眠にも、オキシトシンが関連していて、睡眠を促進するそうです。オキシトシンは「愛情ホルモン」であり「健康ホルモン」でもあるようです。

セックスで得られる、情緒の安定、質の良いな睡眠、適正な体重と血圧、そしてパートナーとの良好な関係などが、心身の健康に良い効果をもたらすことは確かです。

SEXで生理痛・生理不順が改善

セックスは骨盤の開閉運動になります。生理痛の原因の一つは、骨盤(腸骨)の動きが悪いことです。骨盤の開閉がスムーズになると生理痛や生理不順も解消に向かいます。

女性ホルモンは皮膚の水分量を増やし弾力性のある皮膚に保つなど、様々な働きがあります。

恋したり男性(同性愛の人は女性)とスキンシップをしたりセックスすると、女性ホルモンの分泌が盛んになるとも言われてるので、セックスは美容と健康にも効果があると考えてもいいと思います。

オーガズムで偏頭痛や子宮内膜症、不眠の改善も!

偏頭痛で悩む女性は少なくないですが、セックスでオーガズムに達することで、偏頭痛は軽くなることがあります。

日常的にオーガズムを経験している女性は、子宮内膜症にもなりにくいそうです。

オーガズムには入眠作用もあります。満たされたセックスの後は、眠くなるという女性は少なくないようです。