呼吸法でストレス解消
呼吸の仕方で感情をコントロール
命の誕生は、呼気(息を吐くこと)によって始まり、吸気(息を 吸い込むこと)によって終焉を迎えます。
人は一日におよそ2万8千回ほど呼吸をしていると言われています.。人は数週間食べなくても生きられますが、呼吸を しなければ、数分で死んでしまいます。
心臓の鼓動を止めたり、消化や血流を意識的にコントロールすることはできません。自律神経が意識とは別の経路でコントロール しているからです。 呼吸は意識しなくても、できますが、意識的に行うこともできま す。だから呼吸を使って自律神経に働きかけることができるのです。
呼吸の機能を意識的に使うことで、心や体をコントロールすること ができます。
心や体にストレスを感じたときには
(1)鼻からゆっくりと息を吸い
(2)数秒止めてから、ゆっくりと口から息を吐き出します。
呼気に5秒、7秒ほど止め、8秒ほどかけて吐き出してください。
(3) これを4~5回ほど繰り返します。
※やりすぎると過呼吸になって ひどい場合は失神する恐れがあるので、注意してください。
これだけで、イライラや体のストレスや疲労が軽減、あるいは消 ることが実感できるはずです。 これをストレスを感じたときに習慣づければ、回数を重ねる毎に 効果が高まり、心と体の状態を意識的にコントロールできるよう になります。
何かに腹を立てた時、相手に嫌味や暴言を吐く前に、この呼吸法を やってみてください。 人間関係がうまくいき、性格がまるく穏やかになったと言われると思います。
呼吸を深くする方法
施術をしていて感じるのは、(体調不良の)クライアントさんの多くは、呼吸が浅いということです。
呼吸が浅くなると、体は酸欠状態になります。酸欠状態になると体が硬くなりパフォーマンス(活動能力)が落ちます。
深い呼吸は身体機能を高め(持っている能力を十分に発揮できるようになり)、精神的にも安定します。
みなさんは、肺がどれくらいの大きさでイメージしていますか?
肺は肋骨の中に納まってますから、肋骨の大きさと大体同じくらいです。かなり大きいです。しかも右と左に2つあります。この大きさを知って意識するだけで、呼吸が深くなります。
もっと一般的で直接的な、呼吸を深くする方法としては、吐く息を意識することです。吐く時に吐き切ること。腹筋を少し締める感じで体内の空気を吐き出し切るような呼吸をすれば、深い呼吸ができてきます。
呼吸が深くなれば、頭がすっきりし、精神的にも安定してきます。感情的になったときも、この呼気を意識する呼吸をするだけで、落ち着いてきます。
二つともとてもカンタンですので、ぜひ、試して身に着けてください。