癌について

二人に一人は癌になる!は統計のトリック?!

一生の間に癌に罹る人の割合は、男性が54%、女性が41%です。これをもって「二人に一人は癌になる」といわれているのです。しかし、年齢別の癌の罹患率を調べてみると、別の事実がわかります。

(1)癌に罹る人の多くは、高齢者です。しかも、60歳の男性で7%、女性で10%です。70歳で男性の19%、女性の16%が癌になり、80歳でも男性で37%、女性25%なのです。

(2)ガンの年齢別の罹患リスクは昔と比べてもそれほど変化してません。癌が増えたのは日本人が長生きになったからと、1950~1960年代に大気中核実験をアメリカ、フランスなどが頻繁に行ったためです。

高齢者ほど癌が多いのは、細胞の老化のせいと考えられます。平均寿命が延びれば、癌で死亡する人が増えるのは、ある程度自然なことなのです。

(3)子供や若者で癌に罹る人は、ごく少数です。10歳で0.1%、20歳で0.2%、30歳で約0.5%、40歳でも男性で1%、女性で2%、50歳でも男性が2%、女性が5%とかなり少ないのです。

(4)もし子供たちが被曝の結果として癌の罹患率が1%も上昇すれば、10歳なら0.1%が1.1%になり11倍、20歳なら0.2%が1.2%になり6倍、30歳でも0.5%が1.5%になり3倍にもなるのです。子供の放射線への感受性は大人の5倍近く高いといわれているのです。

原発事故の影響は若い世代ほど大きくなります。被曝を過小評価し防護を怠れば、健康に育つはずの子供たちが、近い将来、癌だけでなく様々な病気や不調で苦しむ可能性が高まることは確かだと思います。

ちなみに、低線量被曝(100ミリシーベルト以下)では死亡リスクはがん罹患の50%とされています。癌の罹患リスクは100mSvで1%なので、その場合のがん死亡リスクは半分の0.5%になります。そのリスクに関して、「日本人の半数はがんになる。すなわち、もともとがん罹患率は50%だから、原発事故の被曝でたとえ発がんが1%、がん死亡が0.5%上がっても影響ない」と、統計のトリックを使い、子供たちの被曝防護さえろくに行わず、政府と東電、財界の利益を代弁し庇うような放射線医療学者・医師が少なからずいるのは残念なことです。

がん検診では寿命は延びない

がん検診で寿命が延びると思ってる人がほとんどだと思いますが、この「常識」を覆すような調査結果があります。

アメリカ合州国ではがんの早期発見が生存率には有効性が見受けられないということで20年前に、肺、乳、大腸のがん検診を止めてしまったそうです。

がん検診を受けたグループと受けないグループを統計調査した結果、受けたグループの平均寿命が短かったからです。

女性の場合、乳がん健診や子宮がん健診も勧められてますが、ちょっと考えたほうが良さそうです。