放射線健康被害

日本は(特に福島周辺と首都圏)放射能に汚染されたという認識は必要だと思います。空間線量は3.11以前の何倍かに高止まりしてますし、食品や水からの内部汚染の問題も依然としてあります。放射能汚染が低線量だとしても、何十年も続くことを考えれば、汚染度を知り可能な限り低線量の食品を選択することが、健康被害防止に必要不可欠だと思います。

今現在でも、原発事故は収束してないし、種類によりますが、全ての放射能が数年で無くなることは無いどころか、放射腺の強さが半分になる半減期が数万年以上の放射性物質もあります。

ですから、今の大人が生きている間に原発事故が廃炉まで含めて完全に収束することは無いし、半減期が長い放射性物質の脅威は、子や孫どころか何代も先の子孫にまで続くのです。このような環境下での生活を余儀なくされたという認識が無いと、健康には生き残れないかも知れないと思います。

テレビ新聞などのマスコミではあまり報道しないせいか、(食物や呼吸を通じて体内に放射性物質が入る)内部被曝のことを過小評価してる人が多いようです。福島や関東の児童の尿からセシウムが検出されたことは報道されましが。量が少ないから心配ないと言う話ですが、排泄されず内部に留まり続ける量の方が多いのでは?と思いました。内部に蓄積された放射性物質で、体内で被曝させられ続けるのです。これが何十年も続いて影響が無いと考えるほうが無理があると思います。

被曝による健康被害は、放射能病と呼べるような特殊な体調不良の形をとりません(線量が非常に強い場合は別)。癌、甲状腺異常、白血病、心筋梗塞などは、比較的知られていますが、それだけではありません。放射能による健康被害は、あらゆる体調不良の形をとります。脳が障害を起こし知能が低下することもあるようです。

放射線が怖いのは、その影響が、被曝した本人だけに限らないことです。遺伝子を傷つけ突然変異を起すから、子孫へ影響は受け継がれていくのです。被爆した人が気にしなければいいとか、多少の汚染はしょうがないとか個々人のレベルの話ではないのです。核廃棄物処理も含めて、将来の世代に多大な負担を強いてしまったという認識が必要です。

放射能被害に限りませんが、因果関係の科学的証明が無いことは、安全を意味しないのです。因果関係が後で証明されることは、ごく普通にあります。因果関係が証明された時は、広範囲に大量の被害者が出たときでしょう。そのときから対策をはじめても、既に健康被害が広がっています。それでは遅すぎるのです。

ウクライナ、ベラルーシでは13年ほど前から、汚染食品を厳しく制限することで、やっと人口減少に歯止めがかかってきたといいます。日本でも国をあげてこの問題に取り組まなくては、ウクライナなどと同じ未来が待ち構えているような気がしてなりません。どんなに放射能による健康被害を、科学の名を使って否定しても、一般的疾病との因果関係を否定しても、ウクライナなどの急激な人口減と疾病発生率の急上昇、死亡率の上昇を見れば、放射能被害を否定するほうがおかしいとわかるはずです。

放射線の内部被曝について