健康情報

自分で健康になるために

病気や不調は、生活と生き方と密接に関わっているから、同じ症状や病名がつけられても、原因は様々です。治療法、養生の仕方も、全ての人に共通なものはなく、一般化できない部分は多々あります。

現代医学が言う、科学的で客観的なエビデンスの有無で、全ての病気を評価しきれるものではないので、治療法も個々の患者(クライアント)さんの心理や身体特性、生活状況、生活史を考慮したものでなくては、治せないと考えています。

自分独自の健康法(養生の仕方)治療法、を発見していただくための情報を提供していきます。

冷えがなぜ良くないのか?

なぜ、体が冷えるといけないのか?
中国医学(東洋医学)で 養生(健康管理)に関することでもっとも強調されているのが、 身体を冷やすなということです。西洋(現代)医学では、冷え症 は病気でなく、身体を冷やすことには無頓着のようですが、中国 医学では、冷えは健康の大敵とみなされています。

現代日本人の最悪の食習慣のひとつは、冷たい物を頻繁に摂る (飲む)ことです。冷たい物とは、単に温度が冷たいだけでなく、 身体を内側から冷やす成分を含んだ食品のことも指します。 ごく大雑把に言うと、夏が旬の野菜や暖かい地方が原産の作物は、 基本的には身体を冷やす作用が強いと言われています。逆に身体 を温める成分が多い作物は、冬場が旬の作物や寒冷地が原産の作 物などです。

お茶を例に出すと、紅茶は原産地がインドやスリランカなどの熱 帯の高地で茶葉を醗酵させたものだから身体を温める作用があり ますが、緑茶は茶葉を醗酵させていないため、身体を冷やす作用 があります。コーヒーは熱帯地方が原産(たしかエチオピア)な ので、体を冷やす作用があります。 暖かいものならよさそうなものですが、含有成分自体に身体を冷 やす作用があるので、暖かくして飲んでも、身体を冷やしてしま います。あと、よく飲用されているお茶としては、ウーロン茶も 身体を冷やすようです。番茶(ほうじ茶)は身体を温めます。 冬、外気温が低いときは、暖かい服装で外出するので冷えの心配 はむしろ少ないのですが、室内の暖房がガンガンに効いたところ で、冷たいビールやアイスクリームなどを摂ることの方が冷えの 影響が大きいようですし、夏場の冷房と冷えた飲み物の摂りすぎ も、いくら外気温が高くても身体を冷やします。

なぜ身体を冷やすことがいけないか? 血行が悪くなるからです。 血液は酸素や栄養素を体中の細胞に供給し、不要になった老廃物 や二酸化炭素を運び出す役割を担っているから、血行が悪くなれ ば当然、身体に十分な栄養素が行き渡らず、老廃物や毒素なども 排出されず、悪影響を及ぼします。 その結果内臓も筋肉も働きが鈍くなり、うまく働かなくなります。 しかも、人間の身体は体温が高くなると抵抗力(免疫力)が増し ますが、体温が下がると免疫力が低下します。 風邪や他の病気などでも体温は上がりますが、これは身体が抵抗 力を高めて病原菌を撃退する準備をしているわけです。それを単 純に平熱であることがベストだと考えて、熱があれば解熱剤を使 ったり身体を冷やすことは、むしろ病原菌などに対する抵抗力を 弱めているわけです。 人間の体温は一日のうちでも時間帯によって変わりますし、女性 ならよく知っている方が多いと思いますが、月間を通じても変化 します。それを一律に平熱はこれこれだから、この状態に保つこ とがいいと考えて熱に対処していると、むしろ身体を傷める結果 になることもあります。

レストランでは、季節に関係なくギンギンに冷えたビールや氷の沢山入った水が出されますが、これは身体を痛め つけ、不健康にすることだという認識はしておいた方がいいと思 います。 ちなみに、イギリスのパブでは、ビールは室温のまま出すそうで す。冷えすぎたビールは喉越しは爽快ですが、ビール本来の味を わかりにくくしますしね。といっても、日本の大手メーカーのビ ールは淡白で大差がないのでピンと来ないかも知れませんが。 夏場になると体調不良になる方は、一度、身体の冷えについて考 え、冷やさない方法を実践してみてはいかがでしょうか? きっと今までの体調不良が嘘のように消えるかも知れませんよ。

冷えは万病の元!

「冷え」の危険性については、まだまだ認識が甘いようです。冷え性を自覚している人でも、「風邪をひきやすくなる」「お腹の調子を崩しやすい」「生理痛がひどくなる」「しもやけになる」「夜寝付きが悪くなる」…程度に思っているのではないでしょうか?
しかし、実際はそれどころではありません。いまや死亡原因のトップにまでなったガンをはじめ、多くの病気や体調不良の根本にはこの「冷え」があると考えられています。

●冷えが狂わす、体の機能

冷えによって影響を受けるのは、大きく分けて次の3点です。
(1)自律神経のバランスが崩れる。
(2)血行が悪くなる。
(3)免疫力が低下する。

これらが複合してさまざまな体調不良や病気の原因となります。
整体院に限らず、内科的な疾患で受診される患者さんの多くが「冷え」を持っていると言われています。

●冷えの悪循環

冷えを放置すると、冷えの悪循環が起こります。
【体が冷える】⇒【細胞機能低下】⇒【代謝低下】⇒【体熱産生低下】⇒【さらに冷える】。

●免疫力を低下させる「冷え」

免疫とは体外から入って来る細菌などの異物を攻撃・排除するしくみのことです。免疫力が低下すると、ウイルスなどの繁殖を食い止めることが難しくなり、簡単に病気に罹ってしまいます。冷えはこの免疫力も低下させます。風邪などをひいて熱が出るのは、体がウイルスに反応して体温を高め、体温を上げることでウイルスなどの繁殖スピードを鈍らせ、免疫力を活性化するためです。
ガン細胞が最も繁殖する体温は35度と言われていますが、35度台の低体温が続くと、排泄機能が低下したり、自律神経失調症にかかったり、アレルギー症状が出る人もいます。

●冷えによって起こる体の不調

体が冷えるとまず血行が悪くなります。血行が悪くなると全身の細胞に酸素や栄養素が十分に届かなくなるだけでなく、筋肉の疲労物質の排出も滞るので、コリが作られます。これが原因で肩こり・腰痛・足腰の痛みなども起こってきます。また、冷えが原因で不妊症になっている方も多いようですし、高血圧の原因のひとつになっていることもあるようです。
全般的に、体が思うように動かせないという方は、強い冷えを持っていることが多いようです。

●冷える生活習慣の見直しを!

冷えの原因にはさまざまありますが、一番の原因は現代の生活習慣にあるようです。
●クーラーの使いすぎ
夏に冷房で体を冷やし過ぎて汗をかく機会が減ると、体温調節機能が狂うことがあります。いったん体温調節機能が狂うと、冷房の効いた部屋にいると体温はどんどん下がってしまいます。

●冷たいものの摂り過ぎ
いまは冬でも冷たいビールやアイスなどを摂ることが多くなっています。これでは体内から体を冷やしてしまいます。

●シャワーだけの入浴
シャワーだけだと、体の表面だけを暖めるので、濡れた体をよく拭かないと特に、体表面から熱が奪われてしまい、かえって冷えることになります。

●ストレス
ストレスで交感神経が高まると、ノルアドレナリンやアドレナリンといったホルモンが分泌され血管が収縮します。その状態が続くと血行が悪くなり体が冷えてしまいます。

症状別自己診断と回復法

●五十肩

●膝痛