持続的健康回復への道

当院の施術をひと言で表現すれば、「誰でも持っている体の自己修復力を刺激し活性化することで、健康回復に導く」ということです。

具体的には、体はゆするとゆれます。ゆれれば筋肉などがゆるみます。緊張が解け脱力できるのです。

体調が良くないときは、背骨を中心とした関節が固まり動きづらくなっています。これをゆるめてやれば、動きは回復し、血流と神経の流れが良くなります。

皮膚表面から指や腕で緊張ししこりができ硬くなって傷み痛んでいる筋肉を、グイグイ力を入れて押したりもんだりしても、逆に筋肉は緊張し、筋肉繊維を乱したりもっと傷めたり、内出血を起こすことさえあります。しかも皮膚表面に近い表層の筋肉にしか刺激は確実には届きません。

体がリラックスしない状態では、自己修復力もよく働きませんが、そのためには体の深い部分の筋肉を緩ませる必要があります。

からだを呼吸に合わせてゆらゆらゆらすことで、体の深部筋がゆるんでくるのです。そのことによって、体は自ら歪みを正し、自然で快適な姿勢を取り戻していきます。

体をゆらされたり、固まっている背骨をゆるめられると、''''とても気持ちよく施術中にうとうと眠ってしまう方もいるくらいです。

このように気持ちよくしかも効果的な施術を受けて歪みが正され血液や体液の流れが良くなると、痛みや重さしびれなどの違和感が解消されていき、体がポカポカ温かくなり、軽くなり、制限されていた動きも自由になっていきます。

これで治療は完了となることもありますが、体調不良が長期間(数ヶ月~数年以上)続いていた場合には、施術で良くなっても、時間が経つと体の状態は逆戻りしてしまうことがあります。体が元の歪んだ悪い状態を記憶していて、そちらの方に馴染みがある、ある意味自然な状態になってしまっているためです。

その記憶を消すにはどうすればいいか?

子供の頃、はじめて自転車に乗るときには、何度も転んだことと思います。始めてプールに入ったときには、泳げなかったはずです。親や先生に正しいやり方を教えてもらい、覚えたと思っても、またすぐに忘れてしまったりと、何度も何度も同じことを繰り返し練習した末に、スイスイと自転車に乗れたり、泳げるようになったはずです。

整体治療もこれと同じです。何施術で取り戻した良い体調を、忘れる前に施術を繰り返して定着させていくのです。体と脳に、正しい状態、快適な体調の記憶を定着させて覚えてもらう必要があるのです。

継続は力なりと言いますが、不調が慢性化していた方の場合は、施術を継続することと、体調不良の原因となっていた悪い生活習慣や体の使い方などを改めることが、持続的な健康回復への近道なのです。

特に回復しはじめの時期は、良い状態を体が忘れないように短期間に集中して施術を受けることが健康回復を早めます。体と脳に、良い状態を覚えこませれば、痛みや違和感が、良い状態、正しい姿勢に上書き修正されて、やがては定着していくのです。

これが持続的健康回復の道順です。施術直後にある程度楽になっても、マッサージ感覚で辛くなったらまた来院というパターンだと、完全に快調になることは難しく、好不調の波が激しく、不調が慢性化する可能性が高くなります。

回復が順調な人

皆さんは、私の整体が、どれくらい効果があるか、気になると思います。今日はその一例をご紹介します。

1年半ぶりの患者さんが来院された時のことです。腰痛で最初は出張施術を依頼されたほどの状態でしたが、この1年半ほどは、腰痛はなかったそうです。引越しで荷物を何度も運んでから痛みが再発したそうですが、今日の施術でだいぶ楽になったようでよかったです。

やはり若い人は回復力が高いです。今日来院の20代前半の男性は、お尻から脚にかけての痛みと股関節違和感、首から肩甲骨にかけて、首を回すと痛むという症状でしたが、1回の施術でほぼ解消しました。

回復が順調な人に共通するのは、痛みにだけ集中せずに、良くなったことに注目することです。「まだ痛みは残ってますが、軽くはなりました」とか「肩甲骨の痛みは変わりませんが、首の痛みは無くなりました」など、ただ「まだ痛みはある」としか言わない人より回復は早いという印象があります。

整体への反応は人それぞれ

施術して楽しい人、うれしい人、満足感のある人というのは、体の反応が良く、ご自分でも変化を感じられる人です。そういう人は、早く改善しますし、体の歪みが改善度も高く、姿勢もすぐ良くなります。逆に体の反応が鈍い人は、改善に時間がかかることが多いようです。

疲れや筋肉の張り、凝り、痛みなどの体調不良を感じないことが健康ではないと考えます。むしろ不調をちゃんと感じられる体の方が、体調を自分でモニターできる分、体調のコントロールや適切なケアができます。鈍感で無理が利く体は、無理を重ねているとある日突然壊れることがあるので要注意です。

ただ、必ずしも、施術直後に改善がはっきりとは実感できない人でも、翌日に身体が軽く、楽になると言って、喜んでいただける方もいらっしゃいます。

手技の刺激に対する反応と浸透の仕方には体質によって個人差があるので、改善を実感する時間は、気にする必要はないと思います。

私が施術の仕事を通じて目指していることは、痛み止めのような「施術」をして、症状を解消したり感じなくさせることじゃなく、整体を通じて、体と地球環境のことをもっと正しく知ってもらい、快適で健康的な暮らしを、私と関わった人に実現して欲しいのです。自分も含めてですが。

回復へのモチベーション

施術開始直後に効果が感じられない場合はあります。施術の刺激が体に浸透し変化するにはある程度時間がかかる場合があるからです。

直後に効果が感じられる場合も少なくないですが、時間経過とともに多少は症状の戻りがあるのは普通です。一直線に逆戻りや停滞することなく改善することはまれです。

アップダウンを繰り返しながら改善し回復の頂上まで至るのが普通です。日常生活での注意点や改善点を実行することも大切です。施術だけで今までの生活習慣を全く変えないで、回復状態を長く維持するのは無理でしょう。

辛い痛み、違和感が、一気にゼロになることは少ないでしょう。慢性化した不調ほど、時間をかけて少しづつ回復していくのが普通です。小さな改善でも感じとり回復しているんだと思うことで、回復への弾みがつきます。痛みが有るか無いかだけの感覚では、回復の実感が持ちにくいものです。

回復が一時停滞することもあります。それで焦ったり、不安を感じたりするのは自然なことですが、施術に対する不信感につながると、回復へのブレーキになります。2~3回位の停滞期なら、あきらめずに施術を続けるほうが、いい結果につながるはずです。

健康だと体を意識しない

病気や怪我や体調不良でない健康な人は、普段は身体を意識していません。だから、健康とは、心身を意識しない状態と定義できるかも知れませんね。

背中と腰が張って重いと訴えたクライアントさんが施術後に言ったことです。「なんていうか、胴体がなくなったような感じです」

思わず笑いそうになりましたが、体の重さ違和感が全くなくなったということらしく、私もうれしくなりました。健康というのは、体のことを意識せず、やりたいことに集中できる状態です。

痛みなどの症状は、身体が意識して欲しいと言っているということです。それを無視するということは、例えば、家から火が出ているのに、無視することと本質は同じです。家を燃やして住処を無くしてもいいというなら無視すればいいし、身体など壊れてしまってもかまわない、死んでもいいというなら無視してればいいと思いますが、そんなこと思っている人は、ほとんどいないと思います。

ただ、身体は家と違って、壊れても自己修復(自然治癒)するから、身体が意識して欲しいというアラームを無視しても、なんとかなっているだけの話なのです。

その割には、身体の自己治癒力を信じていない人が多いのは不思議です。きっと薬や手術そのものが身体を治してくれると信じているからでしょうが、自然治癒力がなければ、どんなに優れた医療も全く効果を発揮できません。

治りが早い人ほど、自分の身体のどこの部分がどういう感じに不快なのか、自覚し意識しているように思います。

不調があっても、漠然としていて、おおざっぱにこの辺だとか、痛みなどの不快感でも、その程度に鈍感で無自覚な人は、治りが遅い傾向があると感じています。

さらに、この体調不良の原因は何かを知ろうとする人は、もっと治りが早いと思います。

慢性的な体調不良や痛みは、そうカンタンには自然治癒しません。保険の利かない、治療費が安くない、信頼感の薄い整体などの民間療法(当院は施術の質の割りに、かなり安いですが…)に頼ってくる人というのは、自然には治らず、病院の治療でも変化がない、悪化しているという人が多いようです。

なぜ、治らないか?

いろいろ原因はありますが、一言でいえば、何も変えようとしていないからだと思います。

不調の原因となっている生活習慣や身体の使い方、心の持ちよう、考え方などがそのまま維持されているから治らないのです。

施術は身体の状態を変えることです(少なくともきっかけにはなります)。それだけでも回復していきますが、同時に生活や精神面も変えていかないと、かなりの確率で再発すると思います。

現状を変えよう!という意志が、治療の効果向上と再発の予防になることは、知ってほしいと思っています。

仕事・生活習慣・環境と体の関係

仕事や生活習慣、環境と身体は密接に結びついています。身体の不調と生活習慣、環境などは、切っても切れない関係にあると考えています。体調不良、さらには病気になる原因の多くは生活環境と食事や睡眠などの習慣にあります。身体は身体自身で悪くなるものではなく、適切でない生活環境や習慣によって悪影響を受けるからです。だから、当整体院では、不調の状態を聞くだけでなく、その背後にある生活環境なども把握した上で、整体の施術を開始します。

良い食事は薬に勝る

バランスのとれた食事は薬に勝ります。必要な栄養素をきちんと摂ることで、基礎体力を強化することができ、病気への抵抗力をつけることができます。嗜好品としてたまに食べるくらいなら問題ないと思いますが、ハンバーガーやフライドポテトなどのファーストフードは、脂質やでんぷん質だけが多く、栄養バランスが極端に偏っているため、常食すると身体にダメージを与える結果になると言われています。特に体調がすぐれない方は、できるだけ自然の素材をそのまま料理した食事を心がけましょう。

食事は健康状態を左右する

若い男性のクライアントさんが胃の調子が悪く、体もだるいと来院しました。かなり猫背で本人も気にされています。

仕事で化学物質を吸い込んでいるのも気になりましたが、食事がかなり偏っていて、その方が心配になりました。

その典型的な内容は、朝:菓子パン。昼:カップ麺。夜:惣菜パン。週に2~3回はレタスを食べるとのことですが、ビタミン、ミネラル、蛋白質、繊維質が足りないのは明らかですし、食品添加物は過剰に摂取しているはずです。

身体がだるく胃の調子が悪く、身体が冷えていて猫背というのが納得できる食生活です。栄養バランスが悪すぎるので、これを改善しないと整体だけでは元気にならないと伝えましたが、独身で一人暮らしでは、簡単ではないのかも知れません。

睡眠は健康回復の要

睡眠不足は体調不良の大きな原因になります。質のいい(熟睡)睡眠を適度(7~8時間)に取ることは健康に過ごすための基本条件です。また、就寝前の食事や飲酒をひかえることで、熟睡を促すことができます。ただし、必要とする睡眠時間には、個人差があります。睡眠時間の基準は、起きたときに心身ともにすっきりとリフレッシュできているかどうかです。人によっては6時間以下の睡眠で十分だという人もいます。

笑いは免疫力を高める

笑いはストレスを発散できるだけでなく、免疫力をアップする効果もあると言われています。笑を積極的に治療の一環として取り入れている病院もあります。体調不良を抱えていたり病気に罹っていたりすると、笑うことが難しくなりますが、そんなときこそ、意識的に笑うことで、体調が良くなったり、精神的に明るくなったり、病気に打ち勝つ力を得ることができるのです。

機能維持・向上のために体を動かす

現代生活では、座ったり、立ったり、同じ動作を繰り返したりで、身体の使い方としては、単調な生活になっています。身体機能は使わないと衰えてきます。仕事や日常生活で全身を動かさない人は、休日や仕事が終わった後のプライベート・タイムに、全身を使った体操や運動をすることが大切です。時間の無いという人でも、通勤・通学時にすこし遠回りをしたり、一駅前で降りたりして、散歩することを心がけましょう。
全身を動かすことで、身体の歪みをリセットすることも可能です。

好きなことをする

僕は整体師という仕事が好きで生きがいですが、旅行や絵画など仕事以外に好きなことが沢山あります。仕事中心の生活ですが、やりたいこと(趣味など)は時間が作れたときはするようにしてます。

嫌なこと(例えば生活のためしょうがなくやっている仕事)を優先して、本当にやりたいこと(趣味、家族との団欒、遊び、旅行など)を後回しにして、気がついたらできなくなってしまっている人生。こんな人生送っている人、多くないですか?心身の健康を害しますよ。義務感で生きていると。

人生は有限です。死は意外に身近な所にあります。明日が来ることを100%保証されている人はいません。今の日本の社会は、死を見せないようにしているから、実感しづらいだけです。

今日が人生最後の日かも知れないと思って生きてみたら、世界が今までと違って見えるかも知れませんよ。周囲の景色が新鮮に感じられ、周囲の人々に、今より愛情を感じるかも知れません。

過去を悔いず、先のこと(未来)を心配せず、「今が全て」という気持ちで生きてみてはいかがでしょうか?それだけでも、きっと、今までより、心身ともに軽く元気になれると思います。